(2009年01月19日更新)

E38 740i(デモカー)
症状

第2弾は「BMW740i」

故障診断

皆さんこんにちは、

2009年のリニューアルより今まで紹介をできなかった車両などを載せていっています。第2弾は「BMW740i」です。

この車両は現在、在庫車両として店頭で販売されているのですが2年程前までは、デモンストレーション用の車両として使用していました。

当時のコンセプトは、「乗りやすく迫力のあるフラッグシップカー」すなわちビックサルーンで、ローダウンで、見た目を気にしつつも、乗りやすい車を作ってみましょう。と言うちょっと「つたえファクトリー」らしくない内容で作成されました。

内容的には初チャレンジのものが多く、次の世代のデモカー開発の踏み台的な車両になりました。

手を入れた所を順を追って書いていくと、左ハンドル車でベージュレザーの車両を購入し外装がグリーンメタリックだった為「コスモスブラックメタリック」に全塗装、エアロパーツは「オートクチュール」を装着マフラーもリア4本出しの当時ネットで販売されていた社外品を装着しました。その際に初の試みとしてモール類をクローム仕上げにするテストを行いました。この試みは、塗装をする際に均等にモールに吹き付けることが必要で、通常の塗装技術ではムラができてしまいます。これを何枚かのメッキモールを犠牲にしてテストを行い、最終的にはメッキ部分の細い部分にのみ採用することにしました。

足周りには、定番の「ビルシュタイン」を装着し、アルミホイルは最終的に「ハルトゲクラシック」を装着しました。

その後「HDDナビゲーション」等の2DIN化が進み始めていたので、2DINマウントキットの試作を開始しました。これに関しては、初の「つたえファクトリー」キット販売化を目指していた為にかなり手こずりました。

まず、最初の難関がスペースの問題。一見難なく入りそうな場所なのですがタケが足らない、深さもいっぱいいっぱいで配線の通るスペースも確保するのが大変でした。

さらには、取り付け方法(ナビゲーション本体を固定するのにもベースを1.5mm厚の鉄板にしてでないと本体がふらついてしまう)純正の10スピーカーをどのように起動するのか、(結局リアトランクルーム内のアンプまで配線を引くことになった)フェイスパネルの材質を何にするのか(厚さ25mmの立体になってしまう上に複雑なクレイモデルだったために初期ロットでは簡単な構造のフェイスパネルになってしまった。最終的には硬質ウレタン製のフェイスパネル{右ハンドル用}になっています。)など、上げればきりがないほどでした。(※HiFiアンプ搭載車両は取付け不可となります。工場までお問い合わせ下さい。)

その後、前期の「740i右ハンドル」にテスト車両をチェンジしました。

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