ジャーマン記事2010年9月

「Zenith4」

みなさん こんにちは。
突然で申し訳ありませんが、今回「Zender4」をお休みさせて頂きます。
実は、事故にあってしまいお盆前からZ4が、入院してしまう事になってしまいました。事故の内容的には軽いものなのですが、時期的にお盆がからんでしまった為、作業自体を止める事になってしまったので、今回見送りをさせてください。


オールペイント済320I5速車

代わりに今回は、「E-30の反逆」で使用していたE-30のその後を報告させてもらいます。
まず、当時から大きく変わったのが「ボディーカラー」ここは「E-30の反逆」の初期に紹介していた凹みや小キズを修正するのも含めて、思い切って「オールペイント」を施しました。


リアビュー

もちろん、基本である「大人のレトロ調」を少しでも出す為に「BMW」のイメージカラーでもある「水色」をベースに考えた「カラー」にしました。
(本当は、「シュニッツァー」の「キミドリ色」(しかもソリッド)を考えていたのですが、日頃使用するのに目立ちすぎるのではとの意見から却下しました。)
「レトロ調」である事とBMWの「イメージ」を合わせるとやはり「水色」その中でも「メタリックカラー」にすれば、今の時代に使用しても、おかしい事はないはずです。
そんなイメージを膨らませながら岩槻にあるボディークラフトさんに「オールペイント」を依頼し調色を始めてもらいました。


モール再塗装にて
引き締まった前廻り

ここではいろいろな特殊塗装をリーズナブルな価格で行ってもらう事ができるので、今回もイメージを伝え「塗装」の「調色」をお願いしました。内容的には昭和の名車「だるまセリカ」でのイメージで「色」を作ってもらい「テストペーパー」に塗りながらボディーに貼り付け「色味」を見比べていきながら塗装を決めていきます。(ちなみにテストペーパーは磁石になっているので車両に合せて太陽光も当てて色味を見る事が出来ます。)
ベース塗料はBMWのオリジナルカラーの中から決めて「調色」を進めました。これは「基本この車はBMWだ!」という形を崩さない為にもこの中から選ぶ事にしました。
そして、その中から選んだBMWカラーは、限定車の「エーゲッシュブルー」!この色をベースに赤味を抜いたものは、「とても明るく深みのあるブルー」に仕上がりました。
これで、思惑通りのボディーカラーになりそうです。
 
「塗料」を作成して塗ってもらいます。今回の塗りに関しては「モール部分」も取り外し、ここも塗装するので、ついでに「グリル」「バンパーモール」なども「艶消しブラック」に再塗装を行って「シャドゥーライン化」と「モールの復刻化」もしてもらいました。
そして、古くなるとコーティング痕などが目立ってしまうステップの部分もリアバンパー下までアンダーコート風の塗装を施してもらい、ここも復活!


シャドーライン復刻版

しかし、問題も発生しました。
なんと、「リアスポイラー」が「トランクフード」の腐食が激しく取り付け不可能との事。
ここについては、モダンに仕上げる方向では返って好都合だろうと、前向きに考える事にしました。正直、「大人仕様」を目指している車両ですし「スポイラー」など派手目な装飾品は外してしまった方がいいかなぁ、それともそのまま小さいスポイラーぐらい有った方が良いのかな?などと迷っていたので、この事は返って決断のきっかけにもなって良かったと思います。
しかし、なんといってもトランクフード自体はFRPで穴を塞ぐ事により再生が可能だった事は幸いでした。スポイラーを外すのにも、ためらいが無くなりましたね。

数週間後オールペイントが上がってきました。
第一声「おぉー!!」スタッフ全員が目を引く出来栄えです。
はっきり言える事は、思っていたよりも「目立つ!」特に昼間の天気の良い日は、かなりな「お目立ち度」ですが、車両の美しさは、まるで新車のように蘇り当然ですが傷一つない状態で、イメージ的にも、旧車をこだわって乗っている大人に感じられる出来栄えに仕上がりました。
是非一度、皆さんも見にいらしてください。ものすごくイメージチェンジされていますよ。

今回は、番外編の様になってしまいましたが来月は「Z4」に戻りますので期待して待っていて下さい。
それでは皆さん、また来月このコーナーでお会いしましょう。

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