ジャーマン記事2010年10月

「Zenith4」

皆さん、こんにちは
日も、かなり短くなって夕方以降は、寒いくらいになってきましたね。
私達も風邪などにならない様に1枚多く上着を着るようにしています。最近は、治りの悪い風邪が流行っているみたいなので、皆さんも「BMW」の手入れをする際には気を付けて下さいね。

では、今回のテーマに入りましょう。まずは、前回から様子を見ている内装加工の進行状況からです。現在のところ「夏」の暑いシーズンが終わった事もあり「金粉仕様」の方は十分な強度を保っています。しかし、「西陣織仕様」の方は折り曲げた部分のほつれが多少出てきました。今の所こちらも、はみ出した部分をカッターなどで補修を入れ、そのまま耐久テストを継続しています。このまま年末までは様子を見た後カバーを開けて内側の問題を確認してみたいと思います。
さて、今回は、他にトラブルが発生したのでこちらの現象と対策を書いていきたいと思います。
先日メーター内の「タイヤエア圧」のチェックランプが点灯しました。
このチェックランプ点灯は、Z4では「お初」な出来事でしたが、最近エア圧を見ていなかった事もあり、何の気なしにエアを補充しました。
すると後日(なんと2日後!)また点灯?!今度はエア圧をチェックしエアバルブも確認してみたのですが、右後ろのタイヤだけ他よりも0.5kほどエアが不足していました。
エアバルブにもタイヤ自体にも異常は見られなかったのですが、流石にこれはタイヤの異常と判断せざるおえないので、とりあえずタイヤを発注。
まぁ溝も大分無くなっていた事もあので(消耗品なので当然交換でしょう)今回は、素直に注文しました。
ただし、普通に「ランフラットタイヤ」を履かせるのは、あまりに芸が無いので、通常のタイヤに変更してみました。
これは「重さ」の変化も知りたい事もありますが「価格」的な問題もあった為の対処です。
(ちなみに、ホイールはランフラットタイヤでもラジアルタイヤでも履かせる事が可能なんですよ。)
そして、履くタイヤの銘柄も、最近「F1」などにまで進出している「ハンコック社製」(韓国製)を試してみる事にしました。
このタイヤの魅力は何と言っても驚異的に安い価格でしょう。「ランフラットタイヤ」や「BS」などのスポーツタイヤが一本どんなに安くても5万円は切らないのに対して、18インチの40や35扁平のタイヤにも関わらず一本約25000円で交換工賃まで出てしまう程です。
これで性能まで良ければ言う事なしなのですが、そこまではあまり期待しないでおきましょう。
早速、交換作業に入りましたが、ここで衝撃の事実発見です!
な、なんと、ホイールにクラックがあるではないですかぁ!!しかも右後ろのみ!場所も場所で内側のリムから直角に15mm近く入っています。

もうこれは、確実にホイールからエアが漏れているに違いありません。いくらタイヤを新品に交換した所で漏れるに決まっているので、とりあえず修正に出しました。ただこれも、そのまま修正するのでは面白くありませんので、色変を施し気になっていた外側のリム修正も同時に行う事にしました。
うーん?おとなしい走行とは言えないですが、言うほど激しい走行もしてはいないはずなのですが、、、、まァどの道、直さないと走れませんしタイヤも購入後ですから一気に直してしまいます。
ここまで来ると、「整備のつたえファクトリー」としては足廻りを手掛けないと気が済まなくなってきました。走行も8万キロ近くになっていましたので、思い切って「ショックアブソーバー」も交換したいと思います。ショックの銘柄については次回までに発表しますね。
しかし納車整備から約1年、走行距離にしておおよそ15000km走行したのですが、やはりいくら最近のBMWでも耐久力が上がったからと言って定期的な点検を怠るのは宜しくないですね。今回、2000年以降の車輌に初めて毎日乗っているのですが「消耗品」に近いパーツの耐久力がかなり上がってはいるのですが、「へたり」は有りますね。ただし、今回の様に、なかなか分かりずらいケースが増えている事も多いので、皆さんも愛車に異常を感じた時に設備のある場所で細かくチェックしてもらってください。

もちろん、私達「つたえファクトリー」でもお受けできます。定休日以外であれば予約無しでも大丈夫ですので「BMW」にお乗りで「異常」を感じた方はいらしてください。
最後が営業になってしまいましたが今月の記事はここまでになります。
次回は、「ショック」と「ホイール修正」の後篇を報告させて頂きます。
それでは皆さん。気持ち良いBMWライフをお過ごしください。また来月このコーナーでお会いしましょう。

★本サイトの情報の取り扱いについて★
本サイトに掲載のすべての情報、画像等を、権利者の許可なく複製、販売、放送などに利用することを禁じます。
無断転載・引用等は固くお断りいたします
。また、同業者の方はお問い合せ下さい。