ジャーマン記事2010年6月

「Zenith4」

皆さんこんにちは。
今回は、最近感じた少し重たい空気でスタートさせて頂きます。
最近の世界は慌ただしいですね、ギリシャの経済問題から韓国のイージス艦沈没、原油価格、中国企業の世界進出、などなど、、、まさに「激動」の社会ですよね。言ってみれば世界規模の戦国時代!それぞれの国がナンバー1を狙って国民全員で動いています。そんな中私達、日本人は個人レベルで何をしなければならないのでしょう。私個人では大きな事は動かせませんし、理解も出来ないと思っています。しかし、自分が廻りの人に対してどれだけ動けるのか?「仕事」とは何のために行うのか「可能性」の意味をどこまで理解出来ているのか?は考えて行動しています。最近、面接を行う機会が多くあり、あまりにも「会社」や「社会」の責任にされている方が多かったので考えさせられました。自分達は「BMW」を通して皆様と「コミュニケーション」を取らして頂いています。私達「つたえファクトリー」の出来る事。それは「BMWの在る生活」のサポートでしかありませんし、これからも「修理技術の向上」と「BMW良質車両の販売」を精一杯行わなければならないと再確認させられました。


ハンドル部とキャッチ

重い話はここまでにして「Zenith4」に入りましょう。今回も引き続き内装改良を進めていきますね。
前回、金箔の加工を実験してみましたが、先月からも更に試してはいるのですが、金箔が浮いてみたり、塗装が乗らないなど本物の工芸品の様にはいかない事が分かりました。どうやら「漆」の様な何層も重ね塗りを施していかないと、綺麗に埋め込めないようです。


ドアインシュレーター 

そんな時にとある岩槻人形店の会長さんのBMWが修理入庫されたので、相談させてもらいました。人形の台に使用されている様な加工について聞いてみたところ、それであれば人形に使われている生地を張り付けてみてはどうだろうという事になりました。今回はその工程を行うまでには至りませんでしたが、想像だけをしてみても「綺麗」な仕上がりになりそうです。紹介は次回出来ると思いますので期待していて下さい。


作業後ドアオープン
45度位でドアが開きます。

さらに、今回は鏡面仕上げのナンバービスを紹介したいと思います。実はこのパーツお客様の自作パーツでステンレスの削り出しで、とても錆に強い素材を選んで作ってあります。形も10mmのボックスレンチを使用しないと取り外しがしにくい湾曲に削ってあり山の部分の厚みも2mm程度です。このナンバービスに至っては今後販売を行う計画もありますので時たまホームページをチェックしてみてください。


ドアオープン前

らに今回は、ドアハンドルの修理も行いました。実は、左のドアは、外からの開きが悪くハンドルを強めに引かないと開きませんでした。部品もキャッチとハンドルとそれを繋ぐワイヤーまで交換しなければなりません、しかも部品代金だけでも3万円オーバーなので修理をためらっていましたが、今回工場長の紹介も兼ねる為にも修理を行いました。
詳しくは写真を見て頂くと分かりやすいと思います。

オリジナルナンバービス

では、みなさんまたこのコーナーでお会いしましょう。

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