ジャーマン記事2010年3月

「Zenith4」

みなさん、こんにちは。
今回は、Z4に起こった突然の出来事について、いきなり紹介します。


水漏れ

実は、年末ギリギリの30日いつものようにZ4に火を入れると突然「クーラントレベル」の表示が、、、「うぉ!点検時では何も漏れていなかったのに、なぜなぜ?」てな感じで恐る恐るボンネットを開けラジエーター廻りをチェック。

あららーアンダーカバーに水漏れがあるじゃないですか!水の漏れている跡を辿って行くと「うわー」。これは「リザーバ―タンク」からのようです。おそらく突然寒くなったのでプラスチックの部分が割れてしまったのでしょう。さすがに師走には部品の取り寄せすらできません。そこで、あまり使いたくは無いのですが「ワコーズのストップリーク剤」(添加剤ですね)を投入しとりあえず凌ぐ事にしました。


リザーバタンクとハウジング、
これを今回は交換しました。

結果はと言うと漏れ自体は「止まりませんでした」。が漏れる量はかなり減らす事ができました。1時間に10cm位の水溜りを作る程の漏れ方でしたが、1時間で2.3滴程の漏れに減ったのです。しかも翌日にも様子を見ていましたが更に漏れが減っていて「にじみ」とまで呼べるレベルまで抑える事が出来ました。

ただし「成果」はここまで。そこからは同じ程度の漏れが継続しましたが「漏れ」の状態からして1週間程度は持つぐらいにまで復活(?)しました。


対策キット取り付け後のZ4


対策キット取り付け後のZ4


対策キット取り付け後のZ4

年が明けて、「仕事始め」早速検証と部品発注を行い修理をします。「E-46」などで良く破裂する「リザーバタンク」が原因なので、修理代はおおよそ3万円でした。しかしビックリなのは最近の添加剤ですね。結構高い圧力が掛る部分だけに漏れる量が減るとは思っても見ませんでした。しかも気を付けていれば1週間程は延命が効いてしまったので「緊急対策時」には良い「アイテム」かも知れませんね。皆さんも「いざという時の1本」として車両に積んでおくのもありだと思いますよ。



さて、今月のテーマは前回同様「Z4のランフラット対策」です。前回は、スペーサーと「トー調整」を行い、直進安定性を向上させました。しかし「18intランフラットタイヤ」の「ゴツゴツ感」までは消しきれないので思い切って自社ブランドの「車高対策キットE-46用」を使ってみました。


この対策品は「ローダウン」してしまう社外の足廻りをノーマルの車高に近付け「BMW」らしい味付けに戻す為の部品です。タイヤの自由長を伸ばし「乗り心地」を改善できるように作成している物で、当初E-46用に開発、7mm、10mm、の対策部品があり組み合わせて使用すると最大で17mm車高を上げる事ができます。Z4は、「ノーマル」状態でもかなり低い車両なので今回はフロントのみ7mmを取り付けてみました。(取り付けは写真を参照してください)


フロント用対策キット
取り付け例です。

取り付け後、早速試運転!「おおっとぉ」ハンドル操作が以前にも増して軽い!その上低速時の回頭性も良い感じ!タイヤの自由長が伸びた感覚もかなり感じられて「ブレーキング時」の車体の傾きが解りやすくなりました。


フロントショックを外した所

今までが割と「スポーツ、スポーツ」していたので大分楽に走行できる車に変身した感じです。「見栄え」の部分も写真で見て頂けると判るのですが「フロント」「リア」のタイヤハウスのクリアランスが同じぐらいになり決して不細工では無い感じに仕上がりました。(正直予想外な結果なんですよ。本当はリアにも薄い物を取り付ける予定だったので。)


「ゴツゴツ感」は多少残ってはいますが「タイヤ」の硬さを考えるとかなり扱いやすく「乗り心地の良い」車両になった感じがあります。

これで残るは「4輪アライメント」を行えば目的通りの「Z4」に仕上がりそうです。こちらについては次回のこのページにて紹介しますので、お待ちください。

それでは、みなさん次回またこのコーナーでお会いしましょう。

★本サイトの情報の取り扱いについて★
本サイトに掲載のすべての情報、画像等を、権利者の許可なく複製、販売、放送などに利用することを禁じます。
無断転載・引用等は固くお断りいたします
。また、同業者の方はお問い合せ下さい。